ヘビとお米の不思議な関係

以前稲荷神社のお話をしましたがヘビもお米と関係があります。
キツネより古い時代から、信仰を集めていたとされる動物がヘビです。 キツネが稲荷神社の使いであるのに対して、ヘビは日本最古の神社とされる三輪大社の守神です。

ヘビを見ると縁起が良いとされたり、ヘビは家の守り神と言われることも多い
どうして日本では、ヘビは神の使いとされているのでしょうか。
ヘビもまた、キツネと同じように穀物を食い荒らすネズミなどの害獣を食べる役割があり、さらに、ヘビは脱皮を繰り返します。その様子が、 生まれ変わり、再生することを連想させることから、神聖な存在とあがめたのです。

ヘビは水辺にいることが多く、水を守る水神の化身とも考えられたのです。
お米とヘビのちょっと面白い関係ですね。

苗字はなぜ「苗」の字が使われているのか

苗字はなぜ「苗」の字が使われているのでしょうか。
苗は「草かんむり」に「田」と書きます。
イネの早苗のことです。

イネの苗が分かれて増えるように、子孫もどんどん増えて栄えてほしい、そんな祈りを込めてつけられたものが苗字です。

そして、力を合せることが大切だった稲作では、血縁集団どうしでグループを作った。言われ…このグループ名が苗字だったんです。

米は完全栄養食

仏教伝来以前から、米を重視し、肉食を遠ざけてきた日本人。この習慣には米の栄養が関係しています。

人間の体内で合成できないアミノ酸を必須アミノ酸と言い、必須アミノ酸は、食品から摂取しなければなりません。
パンやパスタの原料となる小麦は米と同じ穀類ですが、麦類は米に比べて必須アミノ酸の含有比率が低いのです。アミノ酸は、タンパク質の材料となる物質なので、麦を食べる場合には、肉類などのタンパク質を摂取する必要があります。
そのため、麦類を栽培するヨーロッパでは、家畜の肉を食べたり、乳製品を摂取することが不可欠でした。こうしてヨーロッパでは麦類と牧畜とを組み合わせた農業や食生活が営まれてきました。

一方、米は必須アミノ酸の含有比率が麦類に比べて高く、ほとんどの必須アミノ酸を得ることができます。そのため、米は完全栄養食と言われています。 つまり、米だけ食べていれば、必要な栄養を摂取することができ、日本人は米を主食とした食生活を営んできたのです。

ただし、米は必須アミノ酸の中で唯一、リジンが低いという欠点があります。
このリジンを豊富に含んでいる食品が大豆。つまり、米と大豆を組み合わせたとき、本当の意味で完全栄養食となるのです。

日本の食生活は米と大豆の組み合わせで構成されていますよね。 味噌は大豆から作られ、ご飯と味噌汁という日本食の伝統的な組み合わせは、栄養学的にも理にかなったものだったんです。

他にも大豆から作られるものには、納豆やきな粉、醤油、豆腐などがあります。 ご飯に納豆、お餅にきなこ、煎餅に醤油、日本酒に冷や奴…。
 
私たちが昔から親しんで きたこうした料理は、すべて米と大豆の組み合わせですね。

さくらは神様の依り代

 
さくらの「さ」は田圃の神様という意味が、また、さくらの「くら」は依り代(神霊が依りつくもの)という意味があります。
つまり、さくらは田の神様が下りてくる来る場所という意味なのです。稲作が始まる春になると、田の神様が下りてくる、すると、枝には美しいさくらの花が咲くと考えられていたようです。
 古くから日本では、神様と共に食事する「供食」の慣わしがあります。春になると人々は神の依り代であるさくらの木の下で豊作を祈り、飲んだり、歌ったりしました。こうして、人々は満開のさくらに稲の豊作を祈り、花の散り方で豊凶を占ったといいます。これが「お花見」の始まりと言われております。
 そして「お花見」は神への祈りだけでなく、これから始まる一年間の稲作を前に、人々の志気を高め、団結を図る実際的な意味合いもあったのだと思われます。

 
 

 田植えと田楽

 
田楽と言うのは田植えの際に踊りや笛や太鼓などでにぎやかにはやしたものです

昔、田植えは単純作業が続く重労働
楽しい音楽で鼓舞するとともに、テンポ良く作業するために生まれました
その田楽の中には、田圃に棒をさしてその上で踊る高足(たかあし)の舞いと言うものがありました

コンニャクや豆腐などの具材を刺して煮込んだ料理が、この高足の舞いの姿に似ていることから名付けられた料理が「田楽」です

 

お米と単位のお話

現在でもつかわれている単位「反」や「坪」はもともとお米の量から計算されています
お米の量に「合」がある一合は、およそ150g
およそ一人が食べるお米の量

一合は180ml、10合は一升さらに10升で一斗
さらに一食食べる量を一合とすると一日三食で三合
一日分に食べるお米を作るのに必要なたんぼの面積が「一坪」
昔の暦では一年が三百六十日ということです

三合×三百六十日=一石

こんな感じ繋がります
面白いですよね

 

なぜ稲荷神社に狐が祀られているのか

 
何故稲荷神社に狐が祀られているのか
「稲荷」と言う名のとおり、稲荷神社はもともと豊作をつかさどる稲の神様であります

時代を経て商業が盛んになるにつれて、豊作の神様であった稲荷は、商売繁盛の神様とされていきました。
キツネは古来神聖な存在とされ、穀物を食い荒らすネズミを退治してくれるため、大切にされてきました。

また昔は、春になると田んぼの神様が山から里へ下りてきて、秋になると再び山へ戻ると考えられていました。春になると里へ降りてくるキツネは、田んぼの神様の使いとしてのイメージがあったんでしょうね
 
肉食の狐が鼠を食べる益獣であるのに対して、 タヌキは雑食性です。そのため田んぼの役割のはっきりしない狸は、キツネのように神の使いなることはなかったようです。大昔はすべての動物が神であるとされてきたが、 いつしか稲作の役に立たないタヌキに対する畏敬の念は失われ、畏怖だけが残りました。そして、タヌキの地位は落ち、やがては山中の妖怪として扱われるなったようです

お米と狸、お米と狐にはこんな関係があったんですね